2024春・風情ある祇園の桜を楽しむ【桜③】

この記事では、京都らしい風情ある祇園周辺の桜を楽しむ半日コース(所要時間:5時間)を紹介します。所要時間は、最初のスポットの拝観開始から最後のスポットの拝観終了までの時間を記しています。

行き先は、以下の5か所です。
すべて徒歩での移動が便利なコースです。まずは京都駅から東側へ移動し、清水寺を訪れましょう。清水寺に着くまでの道である清水坂は、お土産屋さんや食べ歩きのお店が豊富です。清水寺を訪れたら、来た道を戻りながら途中の産寧坂(三年坂)で北側に逸れると、二寧坂(二年坂)および八坂神社につながります。八坂神社から西側に移動すると花見小路があり、さらに西に移動すると祇園白川があります。

以下に記載した各スポットの拝観時間は、平均的なものです。

 ・清水寺
🌸 (1時間30分)
   ⇩ (徒歩5分)
 ・産寧坂・二年坂 🌸 (30分)
   ⇩ (徒歩15分)
 八坂神社 🌸 (45分)
   ⇩ (徒歩10分)
 花見小路 (45分)
   ⇩ (徒歩5分)
 ・祇園白川 🌸 (45分)

🌸マークがついているスポットは、美しい桜が楽しめます。

掲載されている写真はすべて、サイト運営者であるAKIRAが自ら撮影しました (^^)/
桜の時期の京都は特に人気です。歴史的な建物や他の草花とのコラボレーションなど、桜だけでは味わえない様々な魅力があります。
この記事では、実際に訪れた際のひとことコメントと共に、各々の魅力を紹介していきます。

桜を楽しむ他のコース
 2024春・鴨川沿いの桜を楽しむ【桜①】
 2024春・嵐山周辺の桜を楽しむ【桜➁】
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清水寺

清水寺は、観音さまの御本尊である「十一面千手観世音菩薩」を祀る場所です。古くから「清水の観音さん」として親しまれ、信仰を集めてきました。仁王門は正門で、応仁の乱で焼失した後、再建されました。清水寺ではさまざまな桜を楽しむことができ、サトザクラやソメイヨシノなど多彩な品種が3月から4月にかけて咲き誇ります。

2023年3月23日(木曜日)6:00AM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
開門(6:00)と同時に、短時間ですが、桜を観賞するために拝観しました。この時期の開門時(6:00)はまだ暗いです。

清水寺の桜

6:00AM過ぎです。かなり曇ってます。このあと雨が降りそうです。

桜は三から五分咲き

桜は三から五分咲きといったところでしょうか。

枝垂れ桜はほぼ咲き揃っている感じです。

雨が降ってきそうなので有料拝観せずに退散します。

2024年4月2日(火曜日)6:30AM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
清水寺の周辺と、清水寺の無料エリアを早朝散歩しました。ソメイヨシノがようやく開花しました。今年は例年より1週間以上遅いです。天気も良く、とても気持ちの良い散歩でした。

清水寺の無料エリアに咲く桜です。

見頃ですね。

アクセスは、以下のマップを確認してください。


産寧坂・ニ年坂

京都の名所、三年坂は古くから多くの歴史を紡いできました。宝暦十二年に刊行された「京町鑑」によれば、三年坂は大同三年に開かれたとされ、清水寺の塔頭である泰産寺の安産信仰から「産寧坂」とも呼ばれています。また、再念坂としても知られ、清水寺参拝後に再び願い事を念じたことからその名がつけられたとされています。
二年坂は、産寧坂より北に位置し、高台寺へ続く石畳の坂道です。古い町並みが残る風情ある通りで、京都らしい雰囲気を楽しめます。ここでは、老舗から新しいお店まで様々なショップが立ち並び、2017年にオープンしたスターバックスは特に注目を集めました。二年坂は、一年坂よりも広く長く、和風雑貨やお菓子の土産物屋から、甘味処や食事処まで様々な店があり、竹久夢二が住んだ痕跡も残る歴史あるエリアです。

2023年3月23日(木曜日)6:00AM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
清水寺拝観の前後に通りました。

清水寺へ6:00AMに参拝する前の産寧坂です。まだ暗いですし曇りです。八坂の塔と桜が観られます。

二年坂

二年坂です。

産寧坂です。枝垂れ桜が幻想的です。この枝垂れ桜は、残念ながら2024年4月に倒木してしまい、もう観られなくなってしまいました。

2024年4月2日(火曜日)6:30AM撮影

この桜は数日後に倒木してしまい、もう観られなくなりました。毎年ここの桜を楽しみにしていたので、とても悲しいです。ですが最後の開花を撮れて良かったです。皆さんこれで見納めです。

八坂の塔と桜

八坂の塔と桜。

アクセスは、以下のマップを確認してください。


八坂神社

八坂神社は、平安京遷都以前から鎮座し、素戔嗚尊を祭神とする総本社。祇園さんとも呼ばれ、神仏習合時代の名前「祇園社」の名残です。国宝の本殿や境内、境外の29棟が重要文化財に指定されており、建築様式の歴史的価値が高いです。厄払いや縁結びなどのご利益で知られ、摂社・末社が周りを取り囲みます。また、八坂神社の建立の由来には渡来人と僧侶の2説があり、朝鮮からの渡来人が神様を祀ったとも言われています。貞観18年(876年)には南都の僧円如によりお堂が建立され、天神の降臨によって神社としての歴史が始まりました。祭神は素戔嗚尊や櫛稲田姫命、八柱御子神で、社伝によれば創祀は斉明天皇2年(656年)。貞観11年(869年)には祇園祭が始まり、平安時代には朝廷や民衆から厚く崇敬されました。現在では祇園社または八坂神社と呼ばれ、全国に三千余社に及ぶ信仰を集めています。

2024年4月1日(月曜日)6:00AM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
早朝6時頃に行きました。ヒトがほとんど映り込まない写真を撮るなら6時台まででしょうか。ヒトの少ない早朝の八坂神社の散歩は気持ちいいですよ。

八坂神社・南楼門の桜

八坂神社・南楼門の桜です。

円山公園の有名な枝垂れ桜です。

桜の時季の円山公園は、早朝以外は大混雑です。

アクセスは、以下のマップを確認してください。


花見小路

花見小路は、祇園エリアのメインストリートで、北は三条通から南は建仁寺前まで約1kmにわたります。紅殻格子や犬矢来のお茶屋が連なり、古い京都の情緒を感じさせる通りです。石畳の道沿いには、歴史あるお茶屋や料理店があり、夜には舞妓や芸妓の姿も見られます。2001年には地中に電柱が埋められ、石畳が敷かれたことで、さらに趣きある景観が生まれました。日中は観光客が、夜は舞妓たちが行き交う、賑やかで風情ある通りです。

2024年2月3日(土曜日)2:00PM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
節分の日の昼過ぎに花見小路と建仁寺を散歩しました。八坂神社では節分祭の豆まきが行われていましたが、ヒトで溢れていましたので、そこへは行きませんでした。

花見小路にあるライカ京都店

花見小路を通りがかりました。写真は私が愛用するライカの京都店です。

軒先に飾られた柊鰯

この日は節分です。軒先に「柊鰯」を飾って魔除けとする風習があります。最近ではほとんど見られませんが、この辺りですと、まだされているお宅があります。

帰り道に建仁寺を通りました。

2024年2月5日(月曜日)8:00PM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
撮影直前まで雨が降っていたため、石畳が濡れて反射しています。雨上がりの夜の花見小路ですね。晴天時や昼間とは、また違った魅力を感じさせてくれます。

夜、雨上がりの花見小路です。雨が上がったばかりですのでヒトが少ないです。

落ち着いた雰囲気です。とても風情があります。

一本入った路地が、また素敵な色合いでした。晴れの日より、雨上がりのほうが見映えします。

アクセスは、以下のマップを確認してください。


祇園白川

祇園白川は、祇園エリアの象徴的なスポットで、石畳の道に紅殻格子の町家が美しい町並みを形成しています。特に巽橋付近では、春にはソメイヨシノや枝垂れ桜が満開になり、風雅な花見が楽しめます。このエリアは映画やテレビのロケ地としても有名で、多くの作品でその美しい風景が登場します。白川の流れや枝垂れ桜の美しさは、四季折々に訪れる人々を魅了し、特に春と秋は情緒溢れる景色が広がります。歴史的な風情と自然の美しさが調和した祇園白川は、京都ならではの魅力を堪能できる場所です。

2023年3月30日(木曜日)6:00AM撮影
(^^)/ AKIRAのひとことコメント
満開の桜を撮りに行きました。少し寒いですがとても素敵な桜が撮れました。また早朝ですと、この満開のもとでも写真が撮りやすいのでお勧めです。

桜の名所の一つです。早朝ですので、朝陽を浴びて桜が輝いています。

巽橋あたりも満開な桜

巽橋あたりも満開です。風流な景色です。

白川沿いも素晴らしい咲き具合です。春真っ盛りですね。

アクセスは、以下のマップを確認してください。


2024春・風情ある祇園の桜を楽しむ【桜③】いかがでしたか?
祇園は特に外国人の方にも人気なスポットです。ぜひ素敵な桜を楽しんでください。

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